今回はmotoさんの著書『WORK～価値ある人材こそ生き残る～』を読了してみて自分が感じたことを書いていきます。
本編の前に軽く著者の紹介をします。
motoさんとは、『転職と副業の掛け算』の著者であり、本業で1000万以上の年収を得つつ、副業のブログで年収5億を稼ぎ出し、そのブログを上場会社に7億で売却したというとんでもない経歴を歩んでいる方です。
Twitterのフォロワー数も12万人以上います。
そんな著者が、自身の数回の転職経験と今までの仕事経験で得た仕事をする上での大切なマインドを本著で綴っています。
「仕事の価値を見出せない」
「モチベーションが上がらない」
「このまま今の仕事を続けてもいいのか悩んでいる」
「転職をしたいけど、今の自分を欲しがる会社はないんじゃないか？」
等の転職や仕事でお悩みの方全員におすすめできる本なので、是非手に取ってみて下さい！
それでは本書を読んだ感想を述べていきます！
目の前の仕事で成果を出す
本書が一番伝えたいメッセージは、
『目の前の仕事で”成果”を出し、会社に貢献すること』
です。今の会社でキャリアアップをしたい方はもちろん、転職を成功させたい方も、目の前の仕事で”成果”を出し、会社に貢献することが1番重要だそうです。
本書を通してこのメッセージは一貫しています。
そして、
成果を出すこと＝相手が困っていることを解決することです。
困っていることに対して自分ができる価値を提供することで問題を解決し、
顧客と会社両社に貢献することが”成果”と定義づけています。
ポイントは
決して社内の目標を達成することだけが成果じゃないということですね。
数字じゃなく成果を追うという価値観は新鮮で個人的に響きました。
顧客の困ったを解決することを意識し行動することで、結果的に数字や会社の売上にも貢献できると思います。それこそ本当の仕事ですよね。
そして本書では、成果を出すために必要なこととして以下の点が書かれていました。
１，売り上げに紐づいた行動をすること
２，経営者目線を持つこと
３，主体性をもつこと
４，労働市場における自分の評価を常に意識しすること
一つ一つの説明は省きますが、どの考え方も非常に納得できるし、今後の仕事においてプラスに作用すること間違いないので是非実際に読んでいただければと思います。
あなたは個人として何ができる人なのか？
個人的に一番参考になった箇所を説明していきます。
この主張も本書を通して一貫して述べられているメッセージですが、
それは
「結局あなたは何ができる人なのか？」に答えられるようにしておくこと
です。
これはどういう意味かというと、
この質問に対する答えを準備できていると転職が成功しやすいということです。
採用側も「あなた自身は何ができる人なのか？」が一番気になっている点です。
そこに対しての明確に答えとそれに関連したエピソードを持っておくと採用する側としても
入社後の働くイメージがしやすく、採用されやすくなります。
つまりこの「結局あなたは何ができる人なのか？」という質問の意図は、
労働市場における自分の評価を常に意識することが一番重要だよと教えています。
転職で成功する人は上記の質問に明確に答えられる人です。
労働市場における自分の評価を高めるためには、
１，あなた個人で何ができる人なのか？
２，目標や課題をどう発見し、どういったアプローチで、どんな成果を出したのか？
の2点を語れるような経験を積むことです。
特にポイントは、2番の”プロセス”を明確に語れるようにすることが重要です。
面接では、成績よりも課題や目標に対して
どんな問題意識で、どんな仮説をたてて、どんなアプローチをして、結果どうなったか？
といったプロセスを語れた方が面接官も採用後の活躍をイメージしやすいため採用の確率は上がります。
自分は何ができる人なのか？といった質問に、上記のようにプロセスを付けて語れるようにしましょう。そしてそのために普段の仕事からこの点を意識することで、語れる経験を積むことができます。
本書ではそのプロセスをイメージする上で参考になる具体例がいくつも紹介されています。
またこのプロセスを語れるように意識して普段の仕事をすることは、
転職市場での市場価値を上げると同時に、今の職場での評価も上げることにつながるので、
まさしく働くことにおいて必須の価値観だと私は思いました。
感想
以上、『WORK～価値ある人材こそ生き残る～』の概要を説明してきましたが、本記事で取り上げているポイントは、本書の中のごく一部分です。ほかにもたくさん重要なポイントが書かれていますし、面白く参考になるエピソードもふんだんに記載されています。
今回は私が個人的に響いた箇所を取り上げましたが、ほかの人が読めばまた違った箇所が参考になると思います。
転職本をあさっていく中でこの本と出合いましたが、本書は会社員として働くということはどういうことなのか？を明確に伝えてくれています。
転職を考える際の参考にもなりますし、会社員生活全般に向けて非常に強烈なメッセージ性があると感じました。本業と副業で成功されてあるmotoさんが書かれているのも説得力が増しますね。
定期的に見返したい一冊です。
それでは、今回のレビューは以上です。
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